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Yuri ♡Love story…

好きな人を想う愛おしい時間がここにある。とっておきのラブストーリー。

第二話 最後の雨・・・≪Short story≫

最後の雨

 

運命的な出会いって思ってた

まだお互い知らないことだらけだったけど「好き」って気持ちだけでなんとかやっていけると思った

 

毎日の電話、深夜十二時になってもこないと胸騒ぎが止まらなくてあなたのことしか考えられなくて…

体中が不安に押し潰されそうになった

 

「ごめん、遅くなっちゃった。今、何してる?」

 

あなたの愛しい声が私の中の不安を溶かしていって

幸せな気持ちに変えてくれた

 

「オヤスミ、また明日ね」

 

あなたの毎日の電話で辛い仕事もがんばれた

忙しいのわかってたからわがまま言わないで会いたいの我慢した

優しいんじゃない、我慢してただけ

辛かったんだよ

 

連絡が途絶えて三日

どうしようもない時間を一人で苦しんで過ごした

 

そして今日

二人が出逢った部屋、一度だけ一緒に過ごした部屋の中で

最初で最後の話し合い

彼のために買ったもう使われることのない灰皿

 

お互い気持ちはあるのに付き合うのが早すぎた二人は理解しあうことができないまま終わりを迎えた

彼の揺ぎない決心に涙が止まらなかった

こうなることは間違いではなかったのかもしれない

 

でも…もう二度と戻ることのない関係になってしまったことが悲しすぎた

 

短すぎた

幸せだった

大好きだった

辛すぎた

 

出会ったのは間違いじゃなかったよね?

 

しとしと降り続く雨が傷ついた心を包み込んでくれた

 

 

 

Dear 恋人から

Dear 好きな人へなった雨の日の午後